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正しく知るとは?④
「心の豊かさが大事」という表現をするときに、そもそも「心とは何か」という定義や理解が曖昧な状態、すなわち「どこから、どこまで、どのように知れば、心について正しく知っているといえるのか」を明確に説明できない状態にもかかわらず、無意識に「自分は正しく知っている、わかっている」と思い込んでいるのです。
これは、今までの教育に大きな問題があると思います。事実データや単語や方程式、因果論をただ暗記させるので、その意味の本質を深く自らが探求し、明確な定義を示すという姿勢ができていないまま、単に暗記したことを「知っている」と、表層的な次元で思い込んでいるのです。
しかしその状態では、質問を一つ二つされるだけで、何も答えられなくなってしまいます。それは、自分が知ってることが正しいのか、正しくないのかを判断する根拠がなく、すべての知識が実は曖昧だからです。
哲学者イマヌエル・カントも、純粋理性批判の中で「人間は何を知ることができるのか。あなたがどれだけ賢いことを言っても、どんな論理展開をしても、それが正しいと言える根拠がどこにあるのか」と、人間の理性の限界を説いています。
人間の知性の限界が何なのかを明確にしないで、知性を追求することの限界だと思います。
人間の知性の限界が何なのかを明確にしないで、知性を追求することの限界だと思います。
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